オフィスの歩み
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開業を始めて33年目となりました。

開業を始めて27年目となりました。 平成4年4月、春日部のある保育園の部屋を週1日・夜間にお借りして、園長先生のご協力もいただきながら、最初はカウンセラー阿部真里子ただ一人、開室時間も夜6時半から9時半までの3時間という小規模な相談室をはじめました。

当時は、今のオフィスで使っているパンフレットとは比べものにならないほど、ワープロで打ったごく簡単なチラシを、阿部自身の手で一軒一軒ポスティングしたり、新聞の折り込み広告を利用したりしていました。
(今はホームページやSNSなど、さまざまな媒体を使えるようになり、当時を思えば夢のような時代だと感じています!)

そのうちクライエントさんが次第に増え、お手伝いくださるカウンセラーも集まってきたため、思い切ってイトーヨーカドー近くの春日部西口の2LDKマンションを借り、相談日も増やしました。

4年後にはそこも手狭になり、春日部駅東口から徒歩6分の3LDKの部屋を借りました。
そして平成16年10月3日、現在の「日神パレステージ春日部元町公園」(4LDK)にオフィスを移転いたしました。

開業に伴いさまざまな苦難もありましたが、スタッフみんなの力を借りながら、なんとかここまでやってくることができました。
現在ではカウンセラーが10名弱が勤務し、月あたりの相談件数は200件にのぼる月もあります。

また、埼玉県市町村共済組合や東京カウンセリングセンターなどのEAP機関とも多数提携しており、組合員の方は保険からの補助を受けられる制度もご利用いただけます。


所長・阿部の臨床の出発点は、埼玉県内の精神科単科病院での10年間の勤務です。
大学院に通いながら、週2、3日勤務していました。

その後、学生相談室、教育相談所、神経科クリニックなどに勤務しながら、私立中学・高校のスクールカウンセラーを13年担当。
さらに埼玉県において、文部省派遣の初代スクールカウンセラーとして3校(単位制高校を含む)を経験しました。
その後、東京都のスクールカウンセラーとして、中学校に7年間勤務した後、高校に赴任しています。

現在は県内の私立学校のスクールカウンセラーとして在籍しています。
これまで経験してきたさまざまな領域での実践が、現在の開業に大きく役立っています。
学校や医療機関からご紹介いただくクライエントさんも多くなりました。

平成8年には、杉並区下井草で開業されていた故・河野良和先生に当オフィスの顧問をお願いし、ご指導をいただくことで、ますますオフィスが発展しました。

平成14年には、認定催眠士(旧・催眠技能士)の資格を取得し、自律訓練法や臨床催眠法を用いたセラピーで、あがりや緊張、Tic、パニック障害などにも対応することが増えました。

また、これまで毎年8月末に栃木県那須烏山で2泊3日行ってきた自然体験活動の研修会も、10年を一区切りとして、11年目からは埼玉県内の施設(現在は長瀞)で、8月上旬に開催することとなりました。

参加者の半数はクライエントさんで、残りの半数はカウンセラー・教員・看護師・理学療法士などの専門職です。
これまでほとんど外出できなかった方が長い距離を移動して参加され、その後めざましく回復される姿には、いつも深い感動を覚えます。

令和元年10月には、春日部市内の野口農園で日帰りプログラムを実施し、自然体験を満喫しました。


阿部真里子臨床心理オフィスでは、
「人生をより良く、楽しく、納得がいくように生きていくためのお手伝い」
をモットーに、カウンセラーたちとの“素敵な出会いの場”としても機能していきたいと考えています。

自叙伝

自叙伝 所長の阿部は、小学6年の夏休みの終わり間際に、九死に一生を得るような大病(腎臓病と血液の免疫系の疾患)に罹りました。輸血などの処置によって何とか一命を取り留めましたが、その後は長い闘病生活が続きました。

ステロイド(副腎皮質ホルモン)や抗生物質による副作用に悩まされ、さらに免疫低下のために皮膚疾患や過敏性肺臓炎などのさまざまな疾患も併発。入院や頻繁な通院を繰り返す辛く苦しい時代を、30歳半ばまで過ごしました。

その経験から、**心と身体のつながり(心身相関や、心の持ち方による免疫機能の回復)**への関心が強まり、やがてカウンセラーの道を志すことになりました。

阿部は自らの病を癒すために、漢方薬、民間薬、気功、ヨガなど、さまざまな方法を試みました。
しかし最終的に、もっとも手軽で安全、そして効果を実感できたのが「自律訓練法」や「暗示療法」といった自己催眠の方法でした。

それまで「良くなりっこない」「何をやってもダメだ」と感じていた絶望的な意識が、
「良くなりそう」「きっと治る」という意識に変わっていくと同時に、回復がどんどん進んでいきました。

今では薬とはすっかり縁が切れ、健康を回復し、朝早くから夜遅くまで仕事に従事できるようになりました。
身体が健康であることの有り難みを、日々ひしひしと感じています。

そして今では、これらの辛い体験が自分にとってとても貴重で、必要なものであったと思えるようになりました。
これまでの苦しい経験すべてが、今のカウンセリングという仕事に活かされていることを実感しています。

できれば現在、苦しんだり悩まれたりしている皆さまが、所長の阿部と同じように、あるいはそれ以上に回復し、心身の健康を取り戻されることを心より願っています。
そして、そのお手伝いを少しでもさせていただければ幸いです。

現在は健康を取り戻し、平成15年3月末からは乗馬を始め、体力もついてきました。
さらに平成17年11月からはKMジャズタップダンスに入会し、タップダンスをスタート。
健康維持のためスポーツジムにも無理の無い範囲で通っています。
病弱で運動をしてこなかった自分が、どれだけ丈夫になれるのか試してみたいという気持ちで続けています。
その他に最近では馬頭琴という楽器の練習にも取り組んでおり自分自身のストレス対処にも役立てています。

ひとりで悩みを抱えずに、お気軽にご相談ください。